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6) あかねの空 快特高砂

○ 国道16号
金沢八景を抜け、追浜、横須賀、馬堀海岸とオートバイで南下する俊介。

○ ヘルメットをかぶった俊介の横顔
時折、線路を走り抜ける電車が横顔の奥にうつる。ヘルメットの水色が頭上に広がる空の色と同化していく。

○ 観音崎

○ 浦賀港

○ 134号海岸沿い

○ 津久井浜、三浦海岸

○ 山側に入っていく道

○ 桑沢家全体
なだらかな、丘陵地帯に広がる畑。そのはずれ、雑木が立している一角に、昔風の日本家屋。南向きの縁側。母屋の横に建てた納屋。

○ 桑沢家 一階の茶の間
縁側を小走りに通り過ぎる桑沢あかね(20)。大きめのストレートジーンズにTシャツ。
あかね「上の畑、行ってくる!」
桑沢安子(50)の声「お父さん、下の畑におるから。瀬田さんから電話がありましたって」
あかね、一瞬立ち止まって、安子に答える。
あかね「オッケー。瀬田さんね」

○ 桑沢家玄関
木製の門から走り出していくあかね。

○ 畑までの道
畑の間の道を飛ぶように走るあかね。

○ 桑沢家の下の畑
畑の中央であかねの父、桑沢弘(53)が立ちあがって、あかねに手を振る。
弘「あかね!」

○ 下の畑の脇の道
あかね、立ち止まると、弘に手を振る。
あかねの正面に弘の姿が見える。
あかね「おとーさん!瀬田さんから電話あったって! 私、上の畑、みてくる!」
弘「おーっ!すいか、一個もって帰れ!」
あかね「わかった!」
再び走り出すあかね。今度はスキップ混じり。

○ ミカン畑の横
あかね、ミカン畑で作業している中年の農婦に声をかける。
あかね「平川のおばちゃん、腰、良くなった?」
農婦「ああ、あかねちゃん。少し楽になったよ。上の畑?」
あかね「(うなづいて)よかったー。気をつけなきゃ、だめだよ。」
あかね、軽く手を振って、走り出す。

○ 古びた社
あかね、立ち止まり、社の拝殿に向かう。背筋を伸ばし、二礼二拍手一礼。
あかね「素敵な日になりますように」

○ 畑の中の道
遠くに海と房総が見える丘陵地。
俊介の乗ったオートバイが走り抜けていく。

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