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8) あかねの空 快特高砂

○ オートバイ脇
俊介、ぐるっと周囲を見渡してから、あかねに尋ねる。
俊介「ここ、どこ?」
あかね「え?」
あかね、俊介の手から地図を取り、オートバイのシートに広げる。俊介、あかねの横に立ち、地図をのぞき込む。
あかね「これが、三浦富士。あっち。あの水平線がここなの。で、今居るのは・・」

○ オートバイのシートとあかね、俊介の顔
あかね、ふと横の俊介を見て、笑い出す。
俊介、あかねと目を合わせて、照れくさそうに笑う。

○ 桑沢家の上の畑全景
中央に俊介のオートバイと、あかね、俊介。
ぐるりと周辺を地図と照らし合わせながら、あれこれと話をしているあかねと俊介。

○ あかねの横顔
あかね「これで、大丈夫。太陽が出てたら間違わないから」
あかね、横にいる俊介の方を向く。

○ 俊介の顔
じっと、あかねの横顔を見ていた俊介、ビクッとして、横を向く。
俊介「ありがとう」

○ 道ばたのオートバイ
俊介、あかねから地図をもらい、ポケットにしまう。ヘルメットをかぶる俊介。
その様子をじっとながめている、あかね。
あかね「きれいなヘルメット」
俊介「うん…。でも、皆に笑われた」
あかね「ううん、イイ色。空の色でしょう?」
あかね、片手をあげて、まっすぐ上の空を指さす。
俊介、あかねの手の先を見上げ、微笑む。
俊介「うん」
あかね、手を戻し、オートバイをみつめる。
あかね「いいなぁ。あ、ヘルメット」

○ オートバイ
ヘルメットホルダーについている白いヘルメット。
俊介「あ、それ古いヤツ」
あかね「そうなの?」
俊介「捨てるんだ、それ」
あかね「ふーん。じゃあ、捨てといてあげる」

○ 道ばたのオートバイ脇
あかね、イグニッションからキーをはずすと、手慣れた動作で白いヘルメットをホルダーからはずして、キーをイグニッションに戻す。
ヘルメットを両手でかかえ、少しオートバイから離れて立つ、あかね。
俊介、キーを回してエンジンをかける。
風に乗り、遠く響いていくオートバイのエンジン音。

○ 丘陵の畑からの風景
緑の畑の畝を越えて、水平線がみえる。津久井浜から三浦海岸あたりの線路を移動していく京急線の車両。

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