Home > 2-あかねの空 > 61) あかねの空 快特高砂

61) あかねの空 快特高砂

○嶋原家の玄関
あかね(声)「その後、しばらくして俊の家に挨拶しに行きました。」
あかねが、玄関の戸を開けて入ってくる。ドタバタとあわてて、出迎える優子、俊也。俊介の車いすを押してきた政也は、ニヤニヤしながら俊介をこづいている。
○嶋原家の茶の間
あかね(声)「俊の家族は、私は仕事仲間だと聞かされていたようで、俊が結婚の話をすると驚いて、心配やら恐縮やらされて、ご両親にはお説教をされました」
茶の間のテーブルで、優子と俊也の前に並んで座る俊介とあかね。深々と頭をさげる優子と俊也。嬉しい反面、困っている優子と俊也。横から、政也と勇作が俊介をからかったり、あかねにちょっかいを出したりしている。

○嶋原家の茶の間
俊也と優子が並んですわっている。テーブルを挟んで座る俊介とあかね。
俊也「俊介にとっては、大変ありがたい話です。しかし、あかねさんのご両親は賛成なさらんでしょう」
優子「俊介、一生あかねさんを大切に守っていく自信があるの?いままでみたいに、なげやりにしたり、いいかげんにフラフラしてたら、暮らせないのよ。家を持つってのは、そういうことなんだから。あかねさんも。俊と暮らすのは、簡単なことではないんですよ。一人ではできないことばかりだし。あなたまで不自由に付き合わされるの。それでも、本当にいいの?二人とも、あかねさんのご両親のこともちゃんと考えなさい。大切に育ててきた娘が、わざわざ苦労すると分かっているところに嫁ぐのを、喜ぶ親なんていないんだからね」

○桑沢家の玄関
俊介、尚と陽子に付き添われて、玄関前までやってくる。あかね、玄関から出てくると、俊介の車いすを押して、家に入る。心配そうに見送り、路上に留めた尚の車の中に入って待つ、尚と陽子。
あかね(声)「俊のご両親の話は、ずっしりと重かったです。心を引き締めました。 実際その後が、さらに大変でした。」

○桑沢家の茶の間
守、由季子、弘、安子、家族全員が揃っている。歓迎ムード。お茶とお菓子で
俊介とあかねも、楽しく会話が弾む。

○桑沢家の茶の間
暗い表情で口を結び、腕組みしたままの弘、困惑している安子。弘、立ち上がると部屋を出て行く。呼び止めようとする由季子を守が力づくで留める。不服そうな由季子。車いすの俊介、やや下を向いているが、きっと口を結んでいる。
守、やおら片膝をたてて、握り拳を俊介に向かって突き出す。

あかね(声)「ウチの家族は大反対。由季子さんだけは味方でしたが、兄ちゃんは、挨拶にきた俊をなぐっちゃうし…。でも、そのおかげでうちの両親は赦してくれたようなものなので」

関連する投稿

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://kamome.org/archives/320/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
61) あかねの空 快特高砂 from KAMOME.ORG  “Shige-san’s Collection”

Home > 2-あかねの空 > 61) あかねの空 快特高砂

Search
Feeds
Meta

Return to page top