松戸が書いてくれてる「帽子の男」
松戸の文章は久しく読んでないから読みたかったんだよねー。期待でwktk。
完結後「バイク乗りの達の詩」に移します。
—–
-帽子の男_scene 01- author:松戸
「・・・どうしたらいい?」
アキオは深刻なカオをしている。
「横浜にいるチェア・ウォーカー。そいつなら相談に乗ってくれるかもしれない」
「マジで?名前は?」
「いや、知らない。目印は帽子・・・中折れソフトをかぶっている。
バイクで中華街に行けば、運が良ければ会えるハズだ。
公園の東屋で見かけたっていう話もある」
「わかった、行ってみる」
「気をつけろよ・・・一筋縄じゃいかないらしい。元教授だっていう噂だ」
-帽子の男_scene 02-
○横浜・中華街
-クラクションの音とツインのエンジン音入ってきて-
アキオ「と、来てみたものの・・・会えるのかぁ?」
アキオの乗る黄色いドカティが、路地を横断する人を避けながら、
ゆっくりと走っている。
午後の雑踏の中、キョロキョロを周りを見ながら進む。
三叉路を右折すると、左手に公園が見えてくる。
アキオ「お?こんなとこに公園・・・東屋?」
公園の前の道に数台のオートバイが停まっている。
その公園の端に小さな東屋があり、数人の男女が集まっていた。
アキオ「あの人たちに聞いてみたら何かわかるかな?」
公園の端にバイクを停め、ショウエイのジェットヘルメットを脱いだアキオ。
東屋の方を見る。
革ジャンやGベストを着た男達が、酒を片手に談笑している。
近寄りがたい雰囲気。
東屋の中央に車椅子の男が一人いる。
アキオ「まさか、もしかして?・・・教授?」
- 帽子の男_scene 03_1 -
○中華街の公園・東屋
東屋に近寄るアキオ。
一番手前にいるGベストの男が、ヱビスビール片手にアキオの方を見ている。
アキオ「あ、あのぉ・・・」
Gベストの男「よぉ!・・・いらっしゃい。で、誰?」
アキオ「あの人・・・」
アキオが指差す先に、中折れソフトをかぶった車椅子の男。
Gベストの男「おう、チャゲ。お客さんだぞ」
ああん?という顔で振り向く、車椅子の男(チャゲ)。
チャゲ「ごめん、誰よ?」
アキオ「あ、あのぉ・・・」
みんなからの注目を感じるアキオ。
アキオ「教授ですか!?」
チャゲ「キョウジュ!?」
どっと東屋に爆笑が起こる。そこにいる全員が腹を抱えて笑っている。
一人戸惑うアキオ。
アキオ「え?え?え?」
Gベストの男「教授だってよ、ひひゃひゃひゃ!」
アキオ「ち、違うんですか?なんだ、ハハハハ・・・ハハ・・・(汗)」
チャゲ「何でそのこと知ってるの?」
アキオ「え!やっぱり教授なんですか!あの、元教授だとか・・・」
チャゲ「・・・おたく、誰なの?」
アキオ「アキオっていいます」
チャゲ「若そうだけど、いくつよ?」
アキオ「19です・・・」
東屋の一同声をそろえて「若け~!」
チャゲの隣に立っている女性(M姐)がGベストの男に尋ねる。
M姐「え?いくつだって?」
Gベストの男「ジュウクだって」
M姐「若け~!平成生まれじゃん」
チャゲ「あのドカ・・・900GTS?」
チャゲの視線の先に、アキオの黄色いドカティ。
関連する投稿
- Newer: 帽子の男 第1話-2 author:松戸
- Older: あかねの空を携帯電話で
Comments:1
- 松戸 08-03-08 (土) 23:14
-
アップありがとう。
地球上でただ一人でも、「期待する」といわれると正直うれしいです。
続き送っときますー
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://kamome.org/archives/396/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 帽子の男 第1話-1 author:松戸 from KAMOME.ORG “Shige-san’s Collection”