押して、押して、押した先には

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2007-12-28 (金)

ドリームランド手前の深谷を左折する。
廃線となったモノレールの下を右に左とアールを取り、
俣野を左へ大きくアールをとる。
腰を引きブレーキング、ハングオフ。クリッピングを奥に取り
立ち上がりで大きくアクセルを開ける。

ん?

リアタイヤが妙な挙動をしめし始める。

次の右コーナーで明らかにおかしな挙動を感じ取る。

バイクを左に寄せ停車し、バイクの後ろに回る。

「ありゃ」

後輪の空気圧が減っている。
それどころかみるみる空気圧が減っていっている。

よりによって亀井野の上り坂の手前。

「どうしたもんかな…」

こんな夜中じゃどうすることもできない。

押す。ただひたすら押す。
ひたすら上り坂を押す。
2サイクルの250で良かった。
これがもっと重いバイクじゃたまらん。

吹き出した汗に12月の冷たい空気が心地よい。

坂道を登り切って日石のある信号を右折する。
公衆電話でヒロエに電話する。

「パンクした。亀井野から町田線の裏道を湘南台に向かっているから迎えに来てくれ」

湘南台へ向けて押し歩く。
30分ほど押して歩くとヒロエの姿。

「どこから押してきたの?」

「ドリームの先」

「坂を上ってきたの?」

「うん」

「ハイ、修理キット」
「もっと早く電話くれれば修理キット届けたのに…」

「……」

「ほら、お風呂沸かしてあるから、早く応急修理してうちまで行こ」