逃げろ!

2007-12-27 (木)

空気の冷たい日の夜中、FをDUCATIで家まで送る。
下馬のスカ線ガード手前で左折する。
Lツインが咆哮をあげる。
大町を抜け右にアールをとる。
ここからはギアを高く上げ、静かに走る。
踏切まであと約100m
途中踏切のところに交番がある。
踏切で一時停止は交番正面で止まると言うこと。
交番前で止まるとその音量に警官が飛び出してくるはず。
止まらないと踏切を渡った先で警官が待っているはず。
止まるか止まらないか。
ギアをニュートラルにして惰性で踏切に近づく。
音はできるだけ小さく。そーっと、そーっと。
警官が飛び出してきた。
アクセルを軽く煽り回転を合わせて2速。GO!
逃げろ!
踏切を渡った先の警官はカブ号が待ち伏せる。
対向車線に大きくはみ出し逃げる。
左にアールを取り、バス停で広くなっている路肩を使って逃げる。
3速、4速。高らかにエンジンが咆哮をあげ逃げるのだ。

**

Fを送り届け終えたあとの帰り道。
小坪のトンネルを出たところからギアは低く、エンジンは高い回転で走る。
スカ線の踏切でやや減速、警官が飛び出してくる。
止まらずにそのまま線路の段差を利用してジャンプ。
逃げろ!
着座ポジションからステップに立ち上がり、警官に向けてお尻を振り振り。お尻ペンペン。
逃げろ!逃げろっ!

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