逃げた先には

2007-12-29 (土)

「あっ」

と、気付いてフルブレーキング。
速度メーターの針はなかなか落ちない。
明らかに速度超過の状態で光電管を通り抜ける。
飛び出す警官。

逃げるっきゃないでしょ。

シフトダウン。アクセルワイドオープン。
タコメーターの針が踊る。
バイク本来のエグゾーストノートを発して逃げる。

背後で赤灯が光る。けたたましく追いかけてくるサイレン。
市街地へ。ひたすら市街地へ逃げる。
車が絡む方へ。混んでいる方へと逃げる。

路地では急減速して、左右を確認し、一時停止を無視して加速させる。
車も歩行者もなし。赤信号無視。
車が来てる。信号無視して左折。
一方通行を逆走。
右に大きくはみ出し対向車線を逆走して逃げる。
追うパトカーの台数が増える。
途中で待ち伏せするパトカー。かわして逃げるオートバイ。

眼前に広がる渋滞。

「やった!」

喜び渋滞に紛れ込む。

「これで逃げられる…!」

渋滞路をすり抜ける。

「渋滞を抜ければ私の勝ち」

そんな思いとは裏腹に赤い棒を持ち飛び出す警官達。
検問を敷いて待ち伏せた警官達。
大勢の警官達に囲まれて観念するライダー。
ボコられるライダー。
そして緊急逮捕。

**

「しげちゃんさ、しばらくわたしのガンマ乗っててくれないかな」
と順子。

「ん?どうした?」

「やっちゃった」
「180日免停」
「実はスピード違反を逃げて、逃げたんだけど…えへっ」

「えへっ。じゃねーし」

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押して、押して、押した先には

2007-12-28 (金)

ドリームランド手前の深谷を左折する。
廃線となったモノレールの下を右に左とアールを取り、
俣野を左へ大きくアールをとる。
腰を引きブレーキング、ハングオフ。クリッピングを奥に取り
立ち上がりで大きくアクセルを開ける。

ん?

リアタイヤが妙な挙動をしめし始める。

次の右コーナーで明らかにおかしな挙動を感じ取る。

バイクを左に寄せ停車し、バイクの後ろに回る。

「ありゃ」

後輪の空気圧が減っている。
それどころかみるみる空気圧が減っていっている。

よりによって亀井野の上り坂の手前。

「どうしたもんかな…」

こんな夜中じゃどうすることもできない。

押す。ただひたすら押す。
ひたすら上り坂を押す。
2サイクルの250で良かった。
これがもっと重いバイクじゃたまらん。

吹き出した汗に12月の冷たい空気が心地よい。

坂道を登り切って日石のある信号を右折する。
公衆電話でヒロエに電話する。

「パンクした。亀井野から町田線の裏道を湘南台に向かっているから迎えに来てくれ」

湘南台へ向けて押し歩く。
30分ほど押して歩くとヒロエの姿。

「どこから押してきたの?」

「ドリームの先」

「坂を上ってきたの?」

「うん」

「ハイ、修理キット」
「もっと早く電話くれれば修理キット届けたのに…」

「……」

「ほら、お風呂沸かしてあるから、早く応急修理してうちまで行こ」

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逃げろ!

2007-12-27 (木)

空気の冷たい日の夜中、FをDUCATIで家まで送る。
下馬のスカ線ガード手前で左折する。
Lツインが咆哮をあげる。
大町を抜け右にアールをとる。
ここからはギアを高く上げ、静かに走る。
踏切まであと約100m
途中踏切のところに交番がある。
踏切で一時停止は交番正面で止まると言うこと。
交番前で止まるとその音量に警官が飛び出してくるはず。
止まらないと踏切を渡った先で警官が待っているはず。
止まるか止まらないか。
ギアをニュートラルにして惰性で踏切に近づく。
音はできるだけ小さく。そーっと、そーっと。
警官が飛び出してきた。
アクセルを軽く煽り回転を合わせて2速。GO!
逃げろ!
踏切を渡った先の警官はカブ号が待ち伏せる。
対向車線に大きくはみ出し逃げる。
左にアールを取り、バス停で広くなっている路肩を使って逃げる。
3速、4速。高らかにエンジンが咆哮をあげ逃げるのだ。

**

Fを送り届け終えたあとの帰り道。
小坪のトンネルを出たところからギアは低く、エンジンは高い回転で走る。
スカ線の踏切でやや減速、警官が飛び出してくる。
止まらずにそのまま線路の段差を利用してジャンプ。
逃げろ!
着座ポジションからステップに立ち上がり、警官に向けてお尻を振り振り。お尻ペンペン。
逃げろ!逃げろっ!

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雲を眺めながら

雲を眺めながら

2007-12-25 (火)

大きな通りから一本路地に入る。ずっと変わらなかったいつもの路地が、気付くと次から次へと…、日に日にアスファルトへと塗り替えられていったあの頃。たくさんの便利さを手に入れたかわりに、たくさんの大事なことを失っていった。

昨日の満月の夜に空を眺めてあの頃を思い出す。
そう。あれから30年、35年、40年近くと経過しても忘れてはいない大切なこと。

それは『草むらに埋もれて流れゆく雲を眺める大切さ』だ。

この街は戦後の復興が遅く、感覚的には大人になる頃までは目に見えて敗戦国を引きずっていた。米軍の基地や、米兵の住宅が多く、米兵が多く闊歩する街に僕は生まれ育った。
金網のフェンスの向こう側にはアメリカが広がっていた。あるところは大通りの片側にフェンスがつながり、その向こうは芝生の緑が青々しい広々とした空間が見える。所々にカラフルな屋根の住宅。
あるところは林を抜けると突如フェンスが現れ、その向こうの林の中に所々カラフルな屋根の住宅が見える。

日本人が住む街はどんどん市街化されていったし、同じ市でも外れの方はやはり宅地化が進み、東京への利便性の良さに県外からどんどん人が引っ越してきた。 しかし、フェンスの向こうはいつまでもかわらないまま。日本人が住むフェンスのこちら側も、周囲は割と遅くまで緑が残っていた。そこが僕の遊び場。

大した昆虫はいなかったけど、小クワガタやショウリョウバッタを捕まえて遊んだあの頃。誰かがイタズラに、草の葉と草の葉とを束ねて結んで足を引っかけさせようとした罠に引っかかって転んで回った。前から突っ伏して転んだ先で身体を捻り仰向けになる。仰向けになった土や草の上で、一面に広がった空に見えたのが、それが流れゆく雲だった。土と草の匂いに囲まれて見た空。

20年くらい前に大きく広がっていた米軍住宅が日本に返還された。それをキッカケに街はどんどんかわった。小綺麗なショッピングセンターに、小綺麗なマンション、小綺麗な一戸建て住宅。どこもかしこもバッコンバッコン穴を掘り、崖を切り崩し、ビルが建ち並んだ。どれもこれも似たり寄ったりの無味乾燥な街並み。
ブロックやタイルが敷き詰められて、所々に貧弱な木が一本、二本…。真夏に木陰の役目も為さない、申し訳程度に植えた木が一本、二本。

これがこの街に生きてきた人間が求めていた理想の生活なのか?
米軍基地の返還は有り難いことでも、そこに建てられた街並みはなんなんだろう。折角残っていた緑もなくしてしまっての都市化。

ビルに囲まれて、とても狭くなってしまった空を眺めて、あの頃の匂いを思い出す。
土と草の匂い。それだけではない。この街独特の鉄錆の臭い。
僕はそれを求めて旅に出たくなる…。

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満月

満月

2007-12-24 (月)

冬の夜空はプルシャンブルー

瞬く星達を見上げようとしてはたと気付く。おや、月明かりがずいぶん眩しいな。と。
東の空に目を移すとまん丸の月が輝いている。
そうか…、今日は満月か。

月の光を身体に浴びる。
冷たい冬の空気が身体にまとわりつく。
白い息を吐き、大きく深呼吸。

今晩、これを読んだ方々。
家から一瞬外に出て、或いは、窓から、顔を出し、月を眺めてみませんか。
子供の頃に遠い世界に思いを馳せた夜。
10年、20年、30年…昔を思い出して、夜空を見上げてみませんか。

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雑踏で耳をかすめる

雑踏で耳をかすめる

2007-12-24 (月)

車のエンジン音、走行音、人々の喧騒…。そんな雑踏に埋もれる街の片隅で耳に入ったメロディー。

何も言わないで、ただじっと二人だけの時を過ごせるなら…♪ツ?

「あっ」 これ。…なんだろ、なんだったろ…

そうだ。

昔、屋良さんから借りたカセットに入っていた曲…。
耳を澄まして歌詞を聴き取る。

Baby,Baby,Baby,Stay With Me あなたさえいれば
Baby,Baby,Baby,Stay With Me 何もいらないさ

「そうだ。間違いない」

記憶とは違う人が歌っているけど、そうだ間違いない。

家に帰り歌詞の記憶を検索してみる。

Island – Stay with me

youtubeにもあった。

http://www.youtube.com/watch?v=nFJ0lgdHx6k

間違いない。確かにこの人のこの曲だ。

様々な記憶が蘇ってくる。
切なく、甘く、そして青い記憶。

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深夜のjack cafe前にて

?深夜のjack cafe前にて

2007-12-10 (月)

9月の話。
じゅんことスペインバルで飲んだくれて、夜のみなとみらいをてくてくと帰る。
横浜の東口から歩いて、ランドマークを超えたところで左折して日本丸を右手に見る。赤れんがの裏でぐだぐだして、東西上屋倉庫の裏から水上警察の向かいに出る。
左を見ると…、ちぇっ、ハマカフェはもう終わっちゃってるか。んー、どこ行こう。そだ、jack cafeがあった。反対側に渡ってしまった道路をもう一度渡り直してjack cafeに。

深夜のjack cafeでビールを飲む。
夏の気配が薄らぎ、秋が装いを深めていく…。夏の木樹が湿気を持ち、木の下には涼しい秋の空気が支配している。そんな空気の中、店の外でビールを飲む。
隣のテーブルには40代半ばくらいのバイク乗りが数人、談笑している。
そのうちに愛車の自慢大会になる。
エンジンをかけてみたり、ふかしてみたり。そんな豪快に空ぶかしをするわけではないけど、深夜の静かな空気にはそれはとても響く。
続いて無意味にクラクションを鳴らしたので睨んで

「うっせー!」

と俺。

どう見ても40を超えて、恐らく、50も近いだろうに、ガキみたいなことしてんじゃねーよ。

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乗船者数270名。生存者5名。

乗船者数270名。生存者5名。

2007-12-09 (日)

今から二十数年前のこと。高校の修学旅行が四国だった。生徒にアンケートを採り一番多かったのが四国。なんで四国だよという気もしないでもないけど四国。四国に何があるんだよと言っても四国に決まり。

12クラスで540人くらいの生徒数で半分が広島から松山に入り淡路島に抜けるコース。もう半分が逆の淡路島から松山広島というコース。僕は前者の広島から松山行きのコース。

広島でお決まりの原爆ドームや資料館見学して、それから港へ。広島港だったか、広島から少し離れた港からだったか忘れたけど、どっかの港から多分数千トンくらいの船に乗り松山へ。
港を出てすぐに波が高くなる。天候は雨が降ったり曇ったり、雲の間から日が差したりという荒らしの時独特の天気。
出航してまもなく高い波に船酔いし気持ち悪くなるヤツが出てくる。一人、また一人とトイレに向かって彷徨いはじめる。しかしそれはこれから始まる悪魔の時間の序章でしかなかった。
沖に出るに従って波は高くなり、トイレ前に行列…しゃがみ込む集団ができる。トイレに間に合わずにその辺でゲロを吐くヤツが現れる。ゲロの臭いにつられてもらいゲロするヤツが続出する。船室に横たわる肉塊。次々と船室に積み上がる肉塊。教師までもが次々船室に肉塊として横たわる。
横たわる肉塊、積み上がる肉塊、肉塊、肉塊。船内は凄まじい悪臭と積み上がる肉塊。

いつの間にか元気な者が集まり出す。その数5名。普段は顔も知らないヤツや、仲の悪いヤツも関係なしに一緒に連んで船内見学をする。
船室から出て船の舳先に近い方へ向かう。風に海水が巻き上げられて身体中に当たる。呼吸とともに口に海水が入り込む。普段呼吸する数倍の勢いで空気が押し込まれ、同時に雨と海水が口に流れ込む。
大きな波に船が乗り、船は大きく揺れ舳先が海面に打ち付ける。打ち付けられた海水は5名を容赦なく水浸しにする。パンツの中まで海水で水浸しになる。

船員が「君たちは元気だなぁ」と寄ってきて操舵室に案内してくれる。今考えると大時化に船外にいられたんじゃ危なくてしょーがねーからさりげなく船内に入れたのかもしれんが。
操舵室では「瀬戸内海がこんなに荒れるのは珍しいんだよ」とわりかし暢気な船長が舵を取る。「こんなに荒れてると着岸できない」と言う旨のことを言う。おれらは別に構わないけど、船室で肉塊となって積み上がってる連中は困るわな。

と、昨夏にmixiの自分のところに書いた文章を引っ張り出して、ちょっと手を入れてここにも載せてみた。夏にそんなことを思い出したのは、ディナーに誘われてロイヤルウイングに乗るから。ロイヤルウイングって確か横浜でレストラン船として就航する前は、松山とかそっち方面の航路の船だったんだよなぁという記憶があったことから。
船の大きさ的にも同じくらいだし、そのときの船が、今は余生を横浜港で過ごしているんだったらおもしろいなぁと思ったのだ。

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馬鹿のスクツ

馬鹿のスクツ

2007-10-03 (水)

ここ何年もの傾向で、漢字かな交じりの熟語が増えたなと思う。
テレビの字幕、新聞、雑誌、書籍、役所の書類等々。

先日、市の広報に「中区にもあったと牛場」と見出しがあって、思わず「中区にもあったと うしば」え?え?ええー?と、2秒くらい考えたもんな。
それとか、テレビで「麻薬密売の巣くつ」となってたら、思わず一瞬「スクツ」と読んじゃう。そうくつよりもすくつと読みたくなっちゃうじゃん。「巣くつ」だぜ。

最近、雑誌とか読んでどうも読むペースが上がらないし、頭に入らないからおかしいと思っていたんだけど、理由がその辺にあることに気付いた。
僕は文章を読むのが早めの人で、普通の文学書なら2000-2500文字/分くらいなんだけど、これが漢字かな交じり熟語で表記されているだけで速度がぐっと落ちる。例え内容が薄くて次々読めるようなものでもペースが落ちちゃう。

拉致だ拿捕だ捏造だ改竄だって、文章中に漢字で書かれていればそこでつまずくこともなく漢字を映像として捉えて文章の意味が入ってくるけど、これが
多くの日本人をら致した。だの、不審船をだ捕した。だの、朝日新聞は息をするようにねつ造する。だの、歴史を改ざんするのは朝日新聞が得意としてます。だの書かれてあったって、一瞬悩んじゃうの。「息をするようにね つ造する」とか、どこで切れるのかわからなくなる。

冒頭の「中区にもあったと牛場」なんて、屠殺という言葉自体が葬り去られようとしているけど、屠牛場と書かれていればすぐに意味は理解できるし、「中区にもあった屠牛場」となっていれば、「中区にもあった 屠牛場」と切れるのはすぐわかる。

そういう漢字かな交じり熟語で悩むのはほんの一瞬、多分、0.1秒くらいなものだろうけど、それでも本をがああああああああああああああああっと読んでいるところへ、そういう一瞬でも本の内容に関して思考停止が行われ、漢字かな交じり熟語の解読という動作が入り込むだけで読む速度は大幅に落ち、意味の理解度もぐっと落ちてしまう。

漢字かな交じり熟語なんてやめちゃえよ。
難しい漢字もきちんと漢字表記して、ルビを振っておけばいいだろうに。
漢字かな交じり熟語なんて馬鹿ばっか出来上がるぞ。それこそ日本は馬鹿のスクツになっちまう。

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九月の雨

2007-09-29 (土)

踏切の警報機が鳴り遮断機が下りる。

ゆっくりとブレーキングをし、停止する。

向かいを横切る貨物列車にヘッドライトの光が当たり、映画のスクリーンのようにこれまでの日々が映し出される。

  ……私、故郷に帰ろうかと思うの。
   ……あなたはいつも私のことを見てくれてなかったじゃない。
   ……そばにいてもらいたいときには、いつもいつもいなかったじゃない。

雨のせいか、涙のせいか映像がにじむ。
「行こう」

小さく心につぶやく。

警報機の音が鳴りやむともう一度口に出してつぶやく。

「行こう」

どうしてももう一度だけ顔が見たい…。そんな衝動に駆られてバイクを走らせる。
顔を見たからってどうなるわけでもない。それでも気持ちを抑えられずにバイクを走らせる。

ついこの間まで暑い夏だったはずなのに、今はずいぶん冷たくなった雨が降っている。
秋の雨はシールドを流れ、身体を冷やして流れていく。

前を行く車のテールランプ。対向車のヘッドライト。街の灯り…。それらが雨粒に反射しては雨粒と一緒に後ろに流れていく。

都心を抜け6号をひたすら北上していく。まだ暖かいと感じた秋の雨は徐々に冷たさを増して身体を冷やしていく。

…September rain rain 九月の雨は冷たくて…

雨粒が小さくなり、シールドに当たる量も少なくなってきた。
もうじき前線を抜けるのか…。

もうじき5時。日立を越えればそこはあなたの住む街。

雲が薄くなり、雨粒も当たらなくなった。
遠く右手の空が少しずつ明るくなっていく。

高萩。あなたの住む街。
6号から右へ折れ海を望む。雲の切れ間から日の出の太陽が顔を出す。
バイクを停め、缶コーヒーを買って蓋を開ける。

「今はこの街にいるのか…」

朝日に向かって大きく深呼吸をしてエンジンをかける。

「ごめんね。そしてありがとう」

そうつぶやいて僕は自分の住む街へと、南に向かって加速させる。
同じ過ちを繰り返さないようにと、新しい朝に誓いながら。

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